成功行動の認知思考システムからの分析


捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ

失敗こそ、成功の源、災い転じて福となす


 我々人間は、理性、感情の動物であり、失敗する動物でもある。そして、学び、学習する動物である。

 

 では、何からどのように学ぶか?

 

 失敗という現実の具象(具体的事象)で、痛い目に遭い、悲しい目に遭い、残念な結果に遭遇することにより、その思考プロセスの未完成を、不具合を思い知る。

その人間の「未来を創る認知思考循環システム」に関しては既に述べた。さらに、その人間機能不全とも言うべき、高次脳機能障害という観点から「失敗行動分析」で、失敗の要因、プロセス要素を明らかにした。

 さらに、分かることと出来るとは、異なり、言行一致が至難の業であることを実感される。しかし、その失敗要因、要素をつぶして行けば自ずと思考と行動が自律的に一致し、言行一致ということになるようになる。

即ち「認知思考循環システム」が適正に働き出す。

すなわち、頑張って踏み間違えているプロセス過程を、頑張らずにごく普通に当たり前にプロセスを踏み、巡らせれば良いだけ。

逆に、何かに意識が偏り、頑張るからこそ、観念運動失行状態に陥り、思っている事が実現出来無くなる。部分に意識を集約させず、意識を拡散させて、思考プロセス全体を客観的に見て、チェックして行く(主体)。思考システムおよび身体意識を偏らせず均等にスムーズにそのプロセスを踏めばよい。正しいプロセスも努力感満載で頑張ってはスムーズに循環しない。努力感無く捨てず諦めず意識を全体のプロセスに配り、淡々と次々に滑らかに循環する(実体)。

 思考はその思考システムに乗り、身体は重さの力に導かれるのみ。

 すなわち、成功行動となるための最小限の必要な条件は、失敗行動の分析をし、認知思考循環システムの水漏れ、穴、バグをつぶして行く。認知思考循環システムが滑らかに回り始めたら試行錯誤もスムーズに起こり成功という事象(結果)にたどりつけて、グッズとなるかグッドパファーマンスとなる(客体)。

 しかしながら、認知思考循環システムのさらなる次元の循環がある。

すなわち、コンセプチュアルスキルを身に付けるということ。

コンセプチュアルシステムにもなる循環システムである。

 即ち、具体的な事象(具象)からそのプロセスで抽象化し、記憶し、抽象、概念(法則、原則)に帰納し、さらに行動するに当たっては、演繹し、具象化し、具体的な成果、製品、行動(具象)となる。

この具象と抽象の行ったり来たりの循環が知識の量から知識の質となり、知識から智慧となる過程である。

 これまで具象、具象の不肖未熟の思考過程であったが、やっとコンセプト、概念、という抽象の世界が開けた。

抽象、概念、コンセプトで把握することが思考が働いていることであり、シンプルだからこそ奥深く広く応用可能となる。即ち、分野に囚われずオールラウンドに物事を捉え、考えられるようになる。

 

 さらに、人間の欲求【不足】からそれを充足する【知足】というコンセプトで現状認知と未来認知を捉えるとさらに、人間の成功コンセプチュアル認知思考循環は下記の様になる。