才能開花:基本原理の習熟

基本原理を習熟する

伝えて分かる基本の大事さ!

教えるは教わる。

健康教室などで、初学者、初体験の方に伝えることを通して実感する。

 

しかし何が基本かが分からないと個々の事例、事象、動作の繰り返しで、一々形をなぞろうとする。

これまでに身についた粗い感覚知覚と認知により居着いた行動を繰り返し、さらに粗い部分に拘泥した行動、動作しか繰り返さなくなる。環境、相手がどうだろうが、相手構わず、同じことを繰り返えすことで、済まそうとする。それも力感、手応えを求めて!

その結果、益々粗雑な狭小な知覚認知しか出来ないフィジカルに陥っていく。フィジカルの才能、機能を鍛え開こうとして逆に閉じてしまうと言う残念な結果となる。

しかも、自分がその残念な結果に陥っていることにすら気づかずにさらにその悪循環に陥っていく。

 

人間、フィジカルの基本を知り、体感し、感覚知覚を開いて行くと見える感じる体感する世界が広がる。

 

基本が秘伝であり、コツであり、応用である。

自由な発想と新たな状況下でその場に適した行動は、その基本に任せると結果として、そうなる。意図して部分を用いる事をしても居着いた狭小な勿体ない偏った使い方になってしまう。

目的に向け知覚を開き、適正な認知をすることを目標にすると、結果として、適正な行動となる。

応用も可能となる。

 

毎度毎度見本をなぞるだけの習字になるか書になるかの差!

 

また、一見違うと思っていた事も基本が身に染み込んでくるとつながるようにもなる。

 

フロムセンターもエクステンション(伸筋)も重さの力も、優しい接触も作用反作用も個々別々に存在するわけでは無い。さらにはフィジカルのありようも、重さの力も、コミュニケーションも。

と言うことで、その全てのトレーニングとなるスプリングの意味が、前回のスーラク健康教室で、納得出来た。決して動き、動作の練習ではない!


 

重さの力を発揮するためにも、フィジカルのありようが磨かれれば、また、コミュニケーションも違った次元となる。手っ取り早くミラーニューロンを介してフィジカルのありようをコピペーしようが、なんだろうが、先ずはありようがが変わってしまえば、勝手に重さの力もコミュニケーションも変わる。

その結果として、フロムセンターともなるし、エクステンション、四方八方への伸びやかさともなり、重さの力も働くこととなる。

 

しかし、それらが一体として身に染みるためには、しっかりと失敗することが必要な様である。下手に上手く行っている限りは、上手く行ったと認知している限りは決して、基本の基本に気づけないし気づかない。失敗を悔やむ必要は無い。世に言う”失敗は成功の元”であり、第一歩。

失敗してこそ学べる。出来るだけとっとと思いっきり失敗すれば良い。失敗して思い知ってこそ、スクラップ&ビルドも出来やすくなる。スクラップしなければならないのは、自分の知覚の荒さで有り、感覚知覚を開けば後はなるようになり、流れ始めるようだ! 過去の自分は過去、これからの自分はこれからの自分で、磨けば良い。角張っているところに気付けば磨ける。

 

才能が立ち上がるそこまでは失敗失敗の連続で、試行錯誤も必要だが、ただ知る、覚えるだけでは無く、真にその基本の基本の意味を有り難くも自ら気づき、体感、体得すると、才能は急激に開花し、レベル、次元の違う自分になるようだ!

それと並列に技のレベルもドンドン続伸する。というか、それまで出来なかった技もわざとわざわざしなくとも、自然な流れで出来るようになる。才能は開花し、技のレベルの進歩も右肩上がり! 面白くなる一方!

 

正に正に。 急激に立ち上がるかどうかは、人それぞれ、同じことを学んでもそれをどのレベルで学べるか。素直に受け入れられるか!

 

基本の基本を、いい話として聞くか、真に枯渇し望み自らの身をもって吸収し血となり肉とするかはその飢え具合か!

 

たくみの会では、その基本の基本、人間の原理を学べる。

そのチャンスと、体験、体感の場を提供されるが、学ぶか学ばないかは自己責任!